【セルとプリンチがやって来た! 後編 】


セル:「今日も暑いね、プリンチ。」

プリンチ:「はい、セルさま。
      天気予報によると今日も猛暑のようですわ。」

セル:「今日こそはおおかみの兄上に会えるといいのだが。
    まぁ、あせっても仕方あるまい…。
    ここは優雅にティータイムとしようか。」

プリンチ:「はい、セルさま。」


プリンチ:「セルさま、お茶が入りましたわ。どうぞ。」


セル:「ん〜、美味しい!
    プリンチが入れてくれる紅茶は本当に美味しいね。
    僕への愛が最後の一滴にまで感じられるよ。」

プリンチ:「セルさま…。
      セルさまへの愛を感じていただき、うれしゅうございます…(涙)。」

セル:「あぁ、僕はまだまだな男だよ…。
    可愛いプリンチを泣かせてしまうなんて。
    ささ、プリンチ、涙を拭いて。
    君には笑顔が一番さっ!」

プリンチ:「セルさま…。」


おおかみさん:「二人でお楽しみ中のとこ、悪いんだが…。」


セル:「おおかみの兄上っ!なぜここに?」


おおかみさん:「『なぜここにっ?』て、呼んだのはお前だろうが…。」

セル:「いやいや、はっはっはっ!
    そうでした、そうでした!
    兄上、お会いしとうございました!」


おおかみさん:「俺は別に会いたくはなかったが…。」

セル:「またまた、そのような。
    兄上の心内、僕はよくわかっていますよ。
    本当は会いたかったと顔に書いておられます。」

おおかみさん:「…。相変わらずだな…。」


セル:「トランクが兄上の所でやっかいになっていると聞きましてね。
    なかなか、お迎えされなかった彼ですから…。
    (アルバム「トランク登場!」参照)
    ちょっと心配で訪ねてきたんですよ。」

プリンチ:「セルさま、なんてお優しい…。」


おおかみさん:「なるほど。あいつなりに上手くやってるぞ。
         しかし、それなら直接トランクを呼べばよかったんじゃないのか?」

セルさま:「トランクのことですから。
       彼にあわない所にお迎えされていてもね…。
       強がって『いい所だぜっ!』とか言いそうでしょう?
       だから、兄上から様子を先に聞くべきだと思いましてね。」

おおかみさん:「そっか。まぁ、さっき言ったとおりだが。
         生活についてはなんにも問題ないぞ。」

セル:「そうですか。それを聞いて安心いたしました。」


セル:「それはそうと…。」

おおかみさん:「ん?」

セル:「トランクに好きな子ができたとか、できないとか…。」

おおかみさん:「あぁ〜…。」

セル:「兄上なら何かご存知なのではないかと…。」

おおかみさん:「そういうことは本人に聞け。」


セル:「兄上は相変わらずその辺が固いですね。
    まぁ、いいでしょう。
    トランクに会ってからのお楽しみということで。
    これからいっしょに暮らしていくわけですし。」

おおかみさん:「いっしょに暮らして…って…?」

セル:「そうですよ?知らなかったのですか?
    もちろん、プリンチもいっしょですよ。」


プリンチ:「プリンチはセルさまの行くところには、例え火の中、水の中。
      どこへでもついて行きますわ。」

セル:「僕もだよ、プリンチ。僕達はずっといっしょさ!」


プリンチ:「セルさま…。」

セル:「プリンチ…。」


おおかみさん:「また更に頭の痛くなるヤツらが増えたな…。」

フリュ:「大丈夫?おおかみさん…?」


















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