【セルとプリンチがやって来た! 前編 】
セル:「うむ、トランクの残していった住所によると…。 おおかみの兄上はここにおられるようだな。」 プリンチ:「そのようでございますわ、セルさま。」 |
セル:「鍵がかかっていないぞ。無用心な…。 ちゃんと回覧板の空き巣注意を読んでいないのか?」 プリンチ:「セルさまのおっしゃる通りですわ!無用心ですわ!」 セル:「仕方ない、勝手にあがらせてもらうことにしよう。」 プリンチ:「はい、セルさま。」 |
セル:「ここの部屋から人の気配が…。 誰かがいるようだな。 兄上の事、ちょっと聞いてみよう。」 プリンチ:「はい、セルさま。」 |
セル:「ここにおおかみの兄上がおられると聞いて来たのだが?」 INTEGRA:「ん?おおかみさん、今日はここに来てないけど?」 |
セル:「遠路はるばる来たというのに。 兄上はここにおられないのか…。」 プリンチ:「セルさま、元気をお出し下さいまし…。 セルさまの気分が少し暗くなるだけで、プリンチの心は暗黒ですわ…。」 |
セル:「あぁ、ごめんよ、僕の可愛いプリンチ。心配をかけてしまって…。 僕はもう大丈夫だから。さぁ、笑顔を見せて! プリンチ、君には笑顔が一番さ!」 プリンチ:「セルさま…、なんてもったいないお言葉…。 プリンチ、感激のあまり…(涙)。」 |
セル:「さぁさぁ、プリンチ、涙を拭いて。 そうだ、長旅で疲れただろう?お茶にしようじゃないか。」 プリンチ:「はい、セルさま。」 |
セル:「えっと、そこの君、お茶を用意してくれたまえ。」 INTEGRA:「えっ?私?…。」 |
セル:「さぁ、プリンチ!お茶の用意ができたよ! これを飲んで元気をお出し。」 プリンチ:「はい、セルさま。ありがとうございます。」 |
セル:「それから君、おおかみの兄上を知っているようだが?」 INTEGRA:「そりゃ、一応、オーナーですから…。」 |
セル:「そうか、君が兄上のオーナーか!いやいや…。 では、兄上を呼んできてくれたまえ。 INTEGRA:「あのすぐには無理なんですけど…?」 |
セル:「おやおや、困ったものだね。まぁ、仕方ない。 当分ここで滞在しながら待たせてもらうよ。」 プリンチ:「待たせてもらいますわ。」 |
セル:「そうと決まれば…。お茶のおかわりを頂こうかな。 プリンチの分も忘れないで用意してくれたまえ。」 |
To be continued.
えっ?中途半端なところで終わるなって?
いやぁ、長くなりそうなもので…。近々アップします!
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